2021/06/15
2021年 第2回わくわくわかばウォーキングin富士山こどもの国
令和3年6月12日(土)、富士山こどもの国・公益財団法人しずおか健康長寿財団主催により「2021年 第2回わくわくわかばウォーキング㏌富士山こどもの国」が富士山こどもの国、クロスカントリーコースにて開催されました。
新型コロナウイルス感染症拡大防止としてゲート前での検温と、アルコール消毒を実施した後入場し、園内「街の広場」に集合です(写真上)。入園料及び参加料は無料です。
園内、クロスカントリー5Kmコースを、全日本ノルディックウォーク連盟インストラクターの指導により専用のウォーキングポールを使用してのウォーキングです。
<ノルディックウォ―クとは>
ノルディックウォークは、約80年前にクロスカントリースキーの夏場のトレーニングとしてフィンランドで始まりました。世界各国でノルディックウォークが行われるようになり、日本でも専門の協会を設け推進を図っています。ノルディックウォークは、ポールを使うことで全身の筋肉をたくさん刺激するので、普通のウォーキングよりエネルギー消費量が20%も増加します。体力作り、スタミナアップなどに効果が有ります。また上半身もしっかり使うので、肩や首のこり解消にも有効といわれています。
主催者側、富士山こどもの国の本原昌哉さん、そして公益財団法人しずおか健康長寿財団、根岸一仁さんによる挨拶のあと、全日本ノルディック・ウォ―ク連盟の土屋光広さん(上級指導員)と奥様の土屋百合子さん(公認指導員)お二人によるノルディック・ウォ―クの説明が始まりました(写真上)。
・ポールの長さ調整の仕方と握り方について
長さの調節は…身長や体格に合わせて行います。初心者はストラップの付け根が「ご自身のおへそ」の高さくらいになるよう調整します。慣れてきたら徐々に高くして(身長×0.68)くらいで使用すると運動強度も上がります。
グリップの持ち方…ストラップには右用と左用があり、奥までしっかりと手のひらを入れます。そして人差し指と親指で軽く挟むように握ります。
・ポールを使っての準備運動の実施
ふくらはぎ、大腿部の前側、大腿部の後側、大胸筋/背中、大胸筋/後側などの準備運動、ストレッチを行いました。
・基本の歩き方の説明と実施訓練
①踏み出した足と逆の手のポールを軽く地面に着きます。ひじはなるべく曲げず、延ばした角度を保ちま す。
②身体を前に移動させると同時に、ポールをしっかり突き立て、ポールで体を押し出すように前進します。
③押し出した側のポールが脇を過ぎたら、後ろ側の手をグリップから緩めます。このくり返しを左右交互に行います。
教育訓練を終え、いよいよ5Kmのクロスカントリーコースへのノルディックウォークスタートです。富士山こどもの国スタッフ本原さんが先頭で、道案内をして参加者(17名)全員が、ノルディック・ウォ―ク連盟指導員、土屋光広さんの「安全に・楽しく・歩きましょう」の合図で、午後1時30分「見晴らし塚」をスタートしました(写真上)。
<富士山こどもの国は>
富士山のふもとに広がる、94.5ヘクタールの大地と自然豊かな広い公園です。
歩き始めて約30分、最初の休憩ポイント「クワガタ避難小屋」に到着です(写真上)。側面からの写真ですが‥正面から見ると‥確かに…クワガタの顔と形に見える小屋でした。
先導の本原さんのはからいで、5Kmのクロスカントリーコースから少し外れ、お勧めの花の見どころ、「ヤマボウシ」の白い花の咲く木のトンネル、ピンク色の可憐な花「サンショウバラ」、そして静岡県版レッドデーターブックで絶滅危惧IB類に選定されているピンク色の美しい花「紅花山芍薬」(べにばなやましゃくやく)などを観賞しながらの楽しいウォーキングです(写真上)。
こどもの国のスタッフさん2名による、先頭の道案内と最後尾の見守り、そして全日本ノルディック・ウォ―ク連盟の土屋さんご夫妻によるご指導で、参加者全員、元気に楽しく無事ゴールしました(写真上)。
今回の参加対象者は、シニアと親子でした。参加者83歳の方もポールを使うことで楽に歩く事が出来たそうです。また小学生のお嬢様‥お見事‥ポールを使ってのスキップ・ノルディック・ウォークも披露して下さいました。
関連リンク: 富士山こどもの国
取 材:生きがい特派員 安藤 智章(東部地域担当)