2022/05/19
100歳体操運動で地域の健康づくりに貢献中
今回は磐田市健康推進課が勧める100歳体操運動を地域に定着させた榊原美保子さん(71)を紹介します。
100歳体操ってどういうものかお話を伺いました。「100歳を対象とした体操ではありません。100歳まで筋力を維持出来るようにがんばりましょう」とのことでした。では、立上げから現在まで6年が経過しましたが、どんな経緯が有ったのでしょうか?
最初に町内会に募集案内を回覧しました。この中で100歳体操の主旨と対象者そして無料である事を明記しました。
対象者は①最近、立ったまま靴下をはけない、歩き方が不安かなと思っている方
②歩く事が少なくなって筋力の蓄え(貯筋)が心細くなった方
③地域の皆さんと一緒に健康でご長寿でいたいな・・・と思う方
どうでしょうか、思い当たる方もおられるではないでしょうか。
市の支援を受けて町内(磐田市坂上町)の公民館で毎週金曜日に開催し、現在15名程度が登録参加しています。
取材に伺った日は11名の参加でした。
当日、体操の始まる前は「あれ!今日は一人?」「奥さん元気?」等の会話が仲間づくりを実践したました。
さて、本題の100歳体操は、3部門で構成され、全て市が作成されたビデオ指導で行われる約1時間の体操です。
体幹づくり部門=準備体操とウエイトを使用しての全身を動かすゆっくり安全な体操
口の運動部門=1口の開閉と舌のストレッチ 2口の開閉と頬のストレッチ 3舌のストレッチ
4噛む力をつける運動 5口輪筋の運動 6発声運動 7飲み込みの体操
シャキシャキ部門=1リズム運動中に一時的に他の動作を入れる 2発想の訓練としてお題を決め(例、野菜)を、制限時間内にいかに多くの野菜を声を出して言うことができるか脳の運動
ビデオの中でも繰り返し「間違ってもかまいません」の案内があり、とっても優しい体操教室でした。
終了後には町内の連絡事項等のプリントを渡され、各人が社会参加している意識も感じる素晴らしい100歳体操でした。
最後に50回参加すると市から記念品を頂けるとの事で、皆さん長く続けられ健康で過ごせる事を願っています。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 山本純一(西部地域担当)