狩野城跡散策へ出発

　令和４年９月２６日（月）沼津市戸田のハイキング愛好会の皆さんが、天城の狩野城跡を散策しました。今回のハイキングは、狩野城跡駐車場から約１時間で城跡を１周できるコースです。青空の下、くるら戸田を出発です。狩野城跡までは、自家用車に乗り合わせての移動です。
　
　ハイキング愛好会は月に１回、近くの山や公園、歴史散策など中高年の健康維持に繋がるようハイキングを計画しています。４月は、奥野ダム周辺散策「さくらを見ながら散策」、５月は、中伊豆周辺の散策「万城の滝・大見城跡公園」、６月は、下田公園周辺散策「あじさい祭り」、７月は、韮山地区の守山周辺散策「鎌倉殿の１３人に関係する施設の散策」を行いました。

狩野城跡を目指して

　狩野城は標高１８９ｍの小高い丘（山頂）に築かれた山城。狩野派によって築かれた城です。絵師として有名な狩野派の祖先の城でもあります。
　城址までは緩やかな上り坂、登城路（遊歩道）はよく整備されて歩きやすく、登城口にはパンフレットと攻城者用の杖が置いてありました。その杖を持って狩野城跡を目指します。

本郭に到着

　雨上がりで滑りやすい緩やかな上り坂を注意しながら登り、本郭に到着。本郭は、南を除く三方に土塁が付いていました。途中「すべるからゆっくりぃ」とか「下ばかりでなく、上も見て（注意して）」下りの時は「横歩きの方が進みやすいかも。カニ歩き」という声が飛んでいました。

攻城者用の杖を両手に散策を楽しむ高田さん

　参加者の中で最高齢（９２歳）の高田保さん。毎日、早朝３０分から１時間程度のウオーキングをして、体調管理をしています。自分の体力、脚力に合わせて参加できるハイキングを楽しみにしているそうです。

約１時間、青空の下ゆっくりと歩いて登城口に帰ってきました。時間的にも体力的にも「丁度」よいハイキングでした。

落差１０５ｍ、６段に折落している旭滝

　帰りに、落差１０５ｍ、伊豆半島のジオパークのジオサイトに指定されている、柱状節理の断面の上を流れる旭滝を見学してきました。前日が雨だったので、水量も多く流れる滝の音も響き渡り迫力がありました。皆さん口々に「マイナスイオン、満喫！」と言って深呼吸していました。
道の駅にも寄り、地場産品を買ったりお買い物も楽しんだハイキングでした。次回のハイキング、どこを計画しているのか皆さん楽しみのようでした。

　

取  材：健康・生きがいづくり推進員  佐々木成子（東部地域担当）