二宮尊徳（金次郎）の生家

全国的に急に冷え込み、あちらこちらで大雪が降ったことをテレビで報じていた１２月４日（木）、長泉シニアクラブでは今年最後の研修として、背負子（しょいこ）を背負い、本を読む姿で有名な二宮金次郎の生家を訪ねてきました。二宮金次郎といえば、今は徐々に見ることができなくなったあの銅像で有名ですが、生家はどこにあるかも知らずにいました。実はとても近くの小田原にありました。バスに乗ること１時間ほど、東名大井松田インターで降りると１０分ほどの場所に藁ぶき屋根の家と、とても立派な二宮尊徳記念館がありました。

金次郎の生い立ちはアニメで約３０分

私たち一行４０名は記念館の視聴覚室に通され、とても分かりやすく作られたアニメの金次郎物語を見ました。どの年代の人も二宮金次郎は、あの銅像のようによく勉強をしていたということはほぼ知っていますが、実は、本当に頭がよく、周りの人々のために働き、大きな財を作り、その財をみんなが等しく豊かになることに費やした人だそうです。
体も大きく、身長１８０センチ体重９０キロもあったそうで、今までのイメージを改めることになりました。

記念館のガイドさんが丁寧に説明してくださいました。

神奈川県指定重要文化財になっている生家は数回の移築にも耐え、見事な建物でした。ただ、かやぶき屋根を維持するためには全部をやり直すと四千万円かかるので、所々傷んだところだけを補修し何とか二千万円で済ませたとのお話しでした。ガイドさんの説明もとても丁寧でよい研修になりました。
何回かの酒匂川の氾濫でも、くじけることなく復興に励んだ当時の人たちの苦労はまさに計り知れないものであったと思います。小田原では小学校の４年生が毎年研修に来るそうです。

海も空もきれいで、やっぱり魚は種類が豊富

研修後は小田原港のTOTOCOという漁港の駅により、相模湾や近海の魚やその加工品を見たり買ったり。でもうっかりアジの干物（冷凍）を買おうとして裏を見ると。。。沼津の美味しいアジが食べたくなりました。写真は有名なキンメダイの煮つけ。今は高価な魚でなかなか尾頭付きではお目にかかれませんよね。これはお昼の熱海のホテルで１人１匹ずついただきました。

研修から忘年会に移行しました

ホテルサンミ倶楽部（熱海市）で忘年会になりました。高齢者には結構な量の料理に飲み物も１本ずつついてご機嫌です。アツアツの茶わん蒸し、刺身はさすがに数種類の盛り合わせ、思わず微笑んでしまいます。
その後はカラオケや踊りなどなかなかの盛り上がりです。
そしてお風呂にも入れるということで、ちょっと熱めの湯加減のお風呂で、湯上りに汗をかいている人も多数いました。
寒さの厳しい日だったので、午後の予定を変更したところもありましたが、和気あいあいとした楽しい一日でした。今年もあと少し、来年もまたみんなで出かけましょうね。

取  材：健康・生きがいづくり推進員  三輪智美（東部地域担当）