2021/12/01

令和3年度 健康長寿の3要素実践促進事業「長寿力向上教室」沼津市大平地区センターにて、第8回目(8回/13回)の開催

受講生ヘルスチェック

 当、「長寿力向上教室」では、しずおか健康長寿財団で作成し用意したテキスト、教材などを活用し、全13回の健康教室を開催しています。

1回目と12回目は教室評価や参加者への動機付けのための測定会、2回目から11回目までは健康長寿の3要素である、運動・食生活・社会参加の実践教育が計画されています。そして最後の13回目は教室参加者を対象に、測定会での結果説明が予定されています。

 令和3年11月25日(木)、今回の取材は、沼津市大平地区センターにて、第8回目の「長寿力向上教室」です。

 会場入口において、参加者全員が手指の消毒・検温を済ませ異状なければ入室可能となります。

 会場内に入ると、教室受講生に事前に渡された、「健康チェックシート」に基づき、渡邊保健師さん(左から2番目)による問診が始まります(写真上)。

長寿力向上教室 第8回目開催

 「長寿力向上教室」参加者は69歳から82歳までの幅広い年齢層の方々16名(女性15名、男性1名)、そして平均年齢は76.1歳です(写真上)。

運動(すこやかエブリデ―)

 しずおか健康長寿財団職員、稲益 大悟さん(健康運動指導士・JATI認定トレーニング指導者)指導による運動の講義&実技の始まりです。

 「寒い時期ですので、準備運動をしっかり行い体を温めてから、運動をして下さい。今日は体が温まりやすい、脳トレーニング体操からはじめます」との挨拶でスタートです。

次になじみの深い曲に合わせながら、全身を動かす体操「すこやかエブリデー」を全員で行いました(写真上)。

そして次は、受講生の方が先生役になり、膝痛予防運動を行います。もも前側(大腿四頭筋)を鍛え、膝の安定性を高めるため、椅子に座った状態で、つま先が上を向いているのを確認しながら、膝を伸ばし上げます。目標は左右各10回を1セットとし、2セット行いましょう。

ロコモ予防運動

 次はロコモ予防の運動です。

<参考>ロコモとは、ロコモティブシンドロームの略で、筋肉、骨、関節などの運動器の機能低下により、立つ、移動するなどの移動能力が低下することを言います。

 ロコモ予防には、「スクワット」で足腰筋力やバランス能力を強化することが有効のようです。6~8秒かけてゆっくり沈み、ゆっくり戻します。膝が内側に入らないように、膝がつま先より前に出ないよう注意しましょう(写真上)。

 

栄養講座(佐々木管理栄養士)

 自分の食事をチェックしましょう!昨日食べた朝食、昼食、夕食、また間食、夜食に食べたものを思い出し記入して下さい。主食・主菜・副菜がそろっているかの確認をしましょう。佐々木管理栄養士さんから受講生にアドバイス(写真上)。

 なかなか思い出せない方、しっかりと記入できた方、色々でしたが3食とも全てに主食・主菜・副菜がそろっている理想の方は?いらっしゃらないようでした!

食事のバランスガイド講義

 バランスの良い食事によって、健康な身体がつくられます。主食・副菜・主菜・果物・牛乳など乳製品を意識し幅広く摂取し、バランスよくこのサイクルを回しましょう。

 そして最後に、明日からの1週間毎日、下記に示す食べ物、食べたものに「○」を付けましょう‥佐々木管理栄養士さんから受講生に宿題が出されました。

・肉・魚・卵・牛乳&乳製品・大豆&大豆製品・海藻・イモ類・果物・油脂・緑黄色野菜、以上10品目です。忘れないように毎日の記入お願い致します。

 次回、第9回目の「長寿力向上教室」が楽しみです。

取  材:生きがい特派員  安藤 智章(東部地域担当)

前のページに戻る

Recommend

おすすめ動画Recommend

  • 高齢者にやさしい!ご当地体操/ストレッチ すこやかエブリデー静岡

    さあ、心も体もリフレッシュしよう!!静岡県内で県民の健康増進を目的に活動する団体及び指導者の方、営利を目的としない県内の個人及び県外の団体、指導者の方に無料で配布をします。※原則として、DVDは1人(1団体)あたり、1枚まで配布をします。詳しくは、こちらをご覧ください。

  • 静岡県の百寿者に聞いた!健康長寿の秘訣の紙芝居

    静岡県(長寿政策課)の委託により、しずおか健康長寿財団が県内のお元気な百寿者(百歳以上の方々)を訪問して、暮らしぶりや興味のあることなどを伺い、その結果を「紙芝居」としてまとめました。 高齢になっても、心身ともに健康で、いきいきと活躍できるヒントが見つかると思います。

健康体験・動画を見る