2025/12/10

予防医療と運動〜コスタリカ備忘録〜

コスタリカの理学療法士さんと交流

西部推進員の中野直子です。
みなさん、コスタリカという国がどこにあるか想像がつきますか?
私も、6月まで知りませんでした。
そして、今でも信じられないのですが、8月にコスタリカに行ってきました。

現在の日本では、痛みが出たら、または疾患が分かってから「医療」に助けを求めることがほとんどです。
でも、医療で痛みが取れたり、薬で数値が安定しても、本来の改善とは言えません。
私は「運動くすり」水中運動の「みず薬」としての薬が、疾患の予防もできる大切なものだということを、お伝えすることが仕事です。

予防医療とは、「発症予防」「重症化予防」「再発予防」の3つの観点からの予防を指しています。

コスタリカCTCR(コスタリカ理学療法士協会)で【MizuGusuri &CMA】を発表しました。

コスタリカの理学療法士のアンドレアが、私が行っている水中運動パターンCMA(complex movementn in Aqua)を教えて欲しいと言ってくれました。
CMAは、1997年、小西薫氏が開発し、神経・筋促通に優れた手法です。私は、普及員として20年以上使い続けてきました。

人間が「本来持つ機能」を活性化したり、取り戻すことは、予防医療として大きな役割を果たします。
その1つの引き出しがCMAです。

講義2時間・水中実技2時間

会場になったこの施設は、車椅子から立ち上がるロゴがついた施設です。
全員が理学療法士という恵まれた環境で、「みず薬」&「CMA」をお伝えしてきました。

日本でも、水中コンディショニングを使う理学療法士さんが増えると嬉しいのです。

「みず薬」とは

関節リウマチは「変形が変形を呼ぶ病気」ともいわれています。24年間、浜松のリウマチ内科の患者様を、院長先生の委託事業として継続しています。院長先生の医療の薬は、なくてはならないものです。そして、水中で姿勢を作る水中運動もコンディショニングも1つの薬として必要で、良い姿勢と動きが関節を守るのです。

その具体的な手技を、コスタリカで伝承してきました。

日本でも、予防医療の考え方が広まりますように。

取  材:健康・生きがいづくり推進員  中野直子(西部地域担当)

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