2025/11/14
まちなかぶらり散歩「小泉八雲が愛したまち、焼津散歩」

小泉八雲記念館
焼津文化センターに隣接する小泉八雲記念館のレリーフ
11月11日火曜日 今回のまちなかぶらり散歩は、現在NHKの朝ドラで話題になっている小泉八雲にまつわる場所を散歩してきました。
参加者は30数名ほどに対して焼津市観光協会の案内人さんが8名も付いてくれて、とても豪華な散歩になりました。
焼津駅に集合してから、小泉八雲記念館、熊野神社、教念寺、光心寺、焼津神社をめぐりました。距離は5キロほどでした。まず、駅で案内人さんから大まかなルートの説明を受けます。

財団が用意してくださった地図の他に、観光協会さんからも地図や説明文の提供がありました。

30名以上で大人数だったので3班に分かれて移動します。車の通らない場所を選んで歩きました。

最初の訪問地は記念館です。こちらでビデオを見てから館内をガイドさんの説明を聞きながら見学しました。
今、小泉八雲直筆の手紙がたくさん展示されています。妻に宛てた手紙は微笑ましく、素敵な言葉がちりばめられています。ぜひ、読んでみてください。日本語、カタカナなので読めますよ。

熊野神社は地域に愛されている神社だそうです。毎日地域の方がお掃除をされているそうです。とても清々しい神社でした。来年創建500年だそうです。

これは光心寺にある波除地蔵さまです。荒波に洗われてすっかり形が丸くなってしまっています。
元々あった場所には新しいお地蔵さまがいらっしゃるそうです。このお寺には八雲が焼津に来た時にお世話をしていた漁師さんのお墓があります。知らない人のお墓は探すのが難しいと思いますが、この方のお墓は探せばすぐにわかります。なぜかというと・・・

門があるとても立派なお墓。周りのお墓とは別格な感じです。なぜか、というのはぜひ記念館で確かめていただきたいです。

各神社、お寺には小泉八雲との関係が書かれた看板も立っています。読みながらめぐると、八雲の人柄が分かってくるような気がしました。上の地図は廻ったルートになります。焼津神社で解散しましたが、ほとんどの方は神社から駅まで1キロくらいを歩いたので、全部で5.6キロくらいは歩いたことになりますね。
今やっているドラマで、どれくらい小泉八雲の人生が語られるのかわからないですが、松江に来た時点で、生まれ育ったギリシャから、アイスランドで母親と別れ、イギリス、アメリカと渡り、日本にたどり着いた軌跡なども知ることができ、一つの国で生まれ育っている私や殆んどの友人とのスケールの違いに驚くばかりでした。
まちなかぶらり散歩はまち歩きが楽しいのはもちろんですが、訪問する場所の由来についても知ることができる楽しい散歩でした。
追伸ですが、

これは焼津神社の社務所に展示されている土器の数々。宮之腰遺跡のものです。
焼津神社の向かい側には焼津市の体育館を建設中ですが、地面を掘ったところ住居跡や土器などが出てきたそうです。焼津は歴史のある土地で、焼津神社もたいへん古い神社だそうですが、1500年も前の古墳時代の集落があったとは驚きです。神社にお参りの際はぜひご覧ください。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 前澤康代(中部地域担当)







