2021/12/29
楽しみにしていた「静岡県すこやか長寿祭スポーツ カローリング競技大会」
今回第32回目を迎えた 静岡県すこやか長寿祭スポーツ文化交流大会 カローリング競技大会は、新型コロナウイルスの影響で約3ケ月延期されて令和3年12月25日(土)に静岡市北部体育館で開催されました。ゲームには、県内のカローリングの腕に磨きをかけた30チーム96人の精鋭がゲームに参加しました。その他静岡県カローリング協会に所属するスタッフが受付業務やゲーム進行などに当たりました。また、しずおか健康長寿財団の職員の方もお手伝いをして、かつ万が一の事故や体調不良に備え看護師の方2名なども控えて行なわれました。
新型コロナウイルスに対応して開会式などが中止され、岡田会長の略式の挨拶と実行委員の渡邊さんが競技における注意事項などを説明しただけの簡略化されたものとなった。そのため、当初予定していた第1試合前半のゲーム開始時刻10時30分スタートが繰り上がり少し早めにスタートしました。
カローリングをご存知でない方のために特徴を説明をさせていただくと、カローリングは子どもからシニアまで幅広い年齢層にわたって楽しめますし、体格や体力に影響されないで気楽にできるスポーツだということです。また、インドアスポーツなので、体育館や公民館などに、ある程度のスペースのフロア(床面)があれば利用できて雨や風など天候に左右されないというメリットがあります。
写真中央で片膝ついて緑色のジェットローラ―を投じている方が、91歳になられた大村昭治さんです。静岡市にお住まいで、今回「静岡・星」チームのメンバーの一人として参加されています。「軽い運動でお年寄りにもできる」と知人に勧められて始めるようになったそうです。スポーツは現役時代を中心にゴルフをなさっていたそうで、身体を動かすことはお好きのようです。
一番手前のコートでは、女性の方が指示棒を手にポイントソーンの近くに寄って、ジェットローラ―の目標位置を示しています。また、隣のコートではゲーム参加者6人が審判と共にポイントゾーンを囲んで得点の確認をしているようです。
カローリングはそのモデルになったと思われるカーリングと同様、チームワークが問われるスポーツで、コロナ禍で大きな声はだせないものの、声に加え指示棒などを使用してジェットローラ―を投じる人に何を目標にするかの合図をいかに送るかが結果を決める要素の一つにもなるようです。混戦になると、お互いに声援が飛び交い、時には対戦相手にやじを飛ばす人もいたりして盛り上がっていました。
今回の競技大会に参加したのは、藤枝市、焼津市、静岡市、富士市、沼津市、長泉町、裾野市、御殿場市からの30チーム96人でした。岡田行一審判委員長をはじめ各審判の元、午前は第1試合前半戦・後半戦が行なわれ、昼食をはさんで午後は第2試合前半戦・後半戦合わせて4回のゲームが行なわれました。
その結果優勝したのは裾野市の「すみれ」チームでした。因みに準優勝は静岡市の「静岡・風」チーム、3位は長泉町の「ぐでん」、4位は沼津市の「タチバナ」チーム、5位は静岡市の「静岡・空」チームでした。各賞状が岡田会長から贈られました。
開会式や閉会式などが予定通り行われれば16時過ぎまでかかるところ、新型コロナウイルスの影響でそれらが中止になったこともあり、すべてが終了したのは15時ごろでした。心配していたケガや体調不良などトラブルもほとんどなく順調に行われました。
競技終了後、参加者やスタッフなど全員で後片付けをして競技大会は終了しました。協賛業者の一つ、株式会社 明治 静岡営業課の西沢吉弘さんも会場に来られ、選手やスタッフ全員に「しっかり摂ろう、たんぱく質」をスローガンにした商品の提供がありました。
取 材:生きがい特派員 早川 和男(中部地域担当)