2023/03/01
楽しいぞボッチャ! シニア向けボッチャ体験教室 開催
シニアのみなさんを対象にボッチャ体験教室が、日本パラスポーツ協会公認障がい者スポーツ中級指導員の猪浦玲子さんを講師に迎え、令和5年2月17日(金)戸田地区センターで開催されました。
この教室は、沼津市役所長寿福祉課の「シニアの皆さんを対象とした講座、教室」の一つ。『高齢者の健康保持と介護予防として、高齢者が地域で気軽に参加できる運動をする』ことを目的としています。
「皆さんのやる気に押され、準備体操を忘れてしまいました。準備体操をします」と早速笑いを誘い体験教室が始まりました。
ボッチャ競技は、ジャックボールと呼ばれる白球(目標球)を投げた後、対戦する両者がそれぞれ赤と青の6球投げ合い、投げた球をより白球に近づけたチームまたは個人が勝ちという『球を投げて目標の白球にどれだけ近づけることができるか」を競う球技。ルールは簡単で体力もそれほど使わない。コートは6m×12.5m。
講師の猪浦さんによる「スローラインを踏んだり超えたりして投げてはだめですよぉ。審判が指示板を出してから投げてくださいね」とルール説明「ボッチャの用具の名前はおしゃれなんですよ。指示板はバドルと呼ぶんです」など思わず笑みのこぼれる解説付きで実施されました。
最初は、慎重に線を踏まずに投球練習。
球は周長270±8㎜で硬式野球のボールよりやや大きく、重さは275±12gで弾まず転がりにくい仕様。投げても、転がしてもOK。講師の猪浦さんは「やりやすい方法で。ジャックボール(白球・目標球)に近づけましょう」と声を掛けていました。
「声を出すことが大切、球を投げる時も、椅子から立つ時も(よいしょ・どっこいしょ)声を出しましょう。大切ですよ」と講師の猪浦さん。「点数は、ジャックボールに最も近い球を投げた側だけに得点が入る」と説明する間に参加者から「3点」の声。「計算早いね」と爆笑でした。
体験教室も終盤、試合形式での練習です。一球投げるごとに「おしい!」「もう少し!」「上手い!」など、歓声が上がりました。皆さんの投げた赤・青の球が、ジャックボール(白球・目標球)近くに集まっています。どこに投げる?この一球。ジャックボールにピタッと寄せ、歓声があがるかな?最後の一球まで勝負がわからない。
ジャックボールに他の球をぶつけて動かし、位置が変われば形勢が変わります。そのため、駆け引きや戦略を練る。ボッチャは、初心者もすぐにできる競技ですが、戦術や戦略が重要、頭脳戦の競技でもありますね。(取材者)
「止まれ~とまれ~」「まだまだ、もう少し」とあちらこちらから応援?の声がしました。ジャックボール(白球・目標球)からの距離が僅差。計測による判定をします。(写真上)結果が出るまでドキドキ・・・さて、結果は?
参加した皆さんから「すごーく楽しかった」「ちょくちょく(ボッチャ)やりたいよ」とか「健康が一番。疲れもなく頭も使って、元気にできた」など「楽しかった」「面白かった」と思い思いの声が聞かれました。
参加した皆さんの腕前は・・・・・。「コントロールが良いのでとても上手です。女性陣の法が男性陣より上手」と講師の猪浦さんから聞かれました。
市の担当者からは「ボッチャのルールや楽しみ方を覚えていただき、毎日の健康でいきいきとした暮らしに役立てていただけたら」とお話もありました。
ボッチャの競技は、障がい者も健常者も、子どもから高齢者まで幅広く、年齢に差があっても誰もが一緒に楽しむことが出来る魅力的なスポーツです。「いつでも・どこでも・誰でも」できるボッチャ、皆様も体験してみてはいかがでしょうか。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 佐々木成子(東部地域担当)