2022/12/16
日本一の富士山を背景に、裾野料理教室で学ぶ「ふるさと料理」
裾野市生涯学習センター2階にある調理教室の窓からは、勇壮な富士山と清らかな流れの黄瀬川を眺めることが出来ます。このような素晴らしい環境下で「裾野ふるさと料理教室」受講生の皆さんが、健康長寿を目指し地元野菜をふんだんに使った料理づくりに取組んでいます。
朝一番に受講生の皆さんは、調理室において自分たちが事前に購入準備した新鮮な食材の仕分けと、当番班(2班)が手際よく班ごと(5つの班)のトレーに本日使用する食材を納めています。この作業が済んだらのちに、講師:清水光子先生の講義が始まります。
ふるさと料理教室の特徴は、季節野菜をふんだんに使い季節に合った料理を講師の清水光子先生が、レシピを事前に作り受講生の皆さんに提示します。そのレシピに基づき生徒皆さんが季節野菜等の食材を調達準備します。
調理開始に当たっては、食材の特徴を捉えた取り扱い方、切り方、ゆで方、炒め方、煮方、味の調え方等を調理手順に従って詳しく説明します。
〈本日のレシピ〉→①いり鶏、②栗入り寄せ小豆、③岩石卵、④御厨風そば
講義を聴いた後 すぐに班ごとの調理テーブルで、準備された食材を用いて調理実習が始まりました。
いり鶏(筑前煮)は、全般的に茶色が強いので さやえんどうの緑色で華やかさを出す工夫がされています。御厨そば(写真右)については、御厨地方(御殿場)の各家庭に独自に伝わる伝統的な郷土料理です。御(神の)+厨(台所)、神饌を調進する場所と言われています。
御厨の名は御殿場市、小山町、裾野市の一部にまたがる広域の地域を示す呼び名として現在まで引き継がれ、御厨そばはこれらの地域において祝い事などによく振舞われる めでたい郷土料理です。
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人生100年時代を迎え、健康長寿を願う気持ちから食生活を真剣に考え行動する受講者の皆さんは、いつも笑顔で何事も前向きにとらえ 月1度の「ふるさと料理教室」に通い健康づくりにに取組んでいます
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取 材:健康・生きがいづくり推進員 渡邊育子(東部地域担当)