2024/02/21
シニアクラブ三島 健康講座「乳酸菌パワー お腹の中を知ろう!」
令和6年2月16日(金)三島市 生涯学習センター3階 講義室に於いて、「乳酸菌パワー お腹の中を知ろう」と題し、健康講座が開催されました。
当講座は、三島市包括ケア推進課 勝俣暁子 様 及び三島市シニアクラブ 近藤明彦 連合会長より、しずおか健康長寿財団のマッチングサイトにご依頼が届き実現致しました。
今回の サポーター企業は「東静岡ヤクルト販売K.K」様です。
会場入口の受付では、三島市シニアクラブ連合の各地区、北上・錦田・東部・中郷・中部・西部の6か所に分かれ受付対応が行われています。そして今日の参加人員は140名です。
本日の講師を担当して頂く方は、東静岡ヤクルト販売株式会社 営業部 販売店課の赤尾知絵さん(右)と赤坂知美さん(左)です。
健康講座の内容は「乳酸菌パワー お腹の中を知ろう」と題し、乳酸菌パワー!! ウンチから学ぶおなか元気教室です。・・・・消化管のしくみ・ウンチから学ぶ生活リズム・ちょう(腸)元気生活のポイントなどです。
お楽しみに!
食べ物の通り道は:口→ 食道→ 小腸→ 大腸→ 肛門の順路で通過します。
・口→しっかりかんで美味しく食べましょう。
・胃→胃液というシャワーが出て食べ物を消化します。
・小腸→長さ6mぐらい有り、食べ物をもっと消化して、栄養分を吸収します。病気から身体を守る免疫の働きもあります。
・大腸→長さ1m50cmぐらいあります。水分を吸収してうんちをつくります。
<小腸のおはなし>
小腸にはヒダがたくさんあります。そのヒダにはもっと小さいヒダがたくさんあり、これを全て広げるとテニスコート約1面分(約200㎡)!この広さを使って栄養分を吸収しています。
<大腸のおはなし>
大腸にはヒダがありません・消化された食べ物から水分を取ってウンチをつくる、ウンチ工場です。
<ウンチは何でできているの?>
良いウンチの水分は70~80%です。残りは食べ物のカスと腸の壁からはがれたアカのようなもの、そして腸の中にすんでいる菌です。おなかに菌がたくさんいることがわかります。
・菌はすごく小さい
菌は目に見えないくらい小さいものです。小さなものを見る器具(電子顕微鏡)を使って針の先につけた菌を観察しました。3,000倍に大きくして、ようやく姿が見えました
・腸にはたくさんの菌がすんでいる!
おなかにすんでいる菌の数は約100兆個! その重さは約1キログラム。100兆個の菌を1列に並べると、なんと地球2周半の長さにもなるのです。
・腸にはいろいろな菌がすんでいる!
おなかの中にはいろいろな種類の菌がすんでいます。その菌の種類は人の健康に役立つ良い菌と、人の健康を害する悪い菌に大きくわけることができます。
良い菌の代表が乳酸菌です。乳酸菌は、乳酸というすっぱい液を出します。悪い菌は乳酸に弱いので、おとなしくなり数が少なくなります。おなかの健康のためには良い菌がとても大切なのです。
・良い菌:乳酸菌・ビフィズス菌
・悪い菌:黄色ブドウ球菌・ウエルシュ菌
腸は栄養分を吸収し便をつくるだけでなく、病原菌やウイルスから身体を守る免疫細胞が数多く集まる大切な場所でもあります。
健康の要である腸。バランスの良い食事や正しい生活習慣がおなかの健康に大切です。
・あなたの腸は何歳かな?腸年齢チェックをしてみましょう!
自分の腸年齢、気になりませんか?次の質問についてあてはまる項目にチェックしてみましょう
1, 野菜はあまり食べない
2, 牛乳や乳酸飲料、ヨーグルトが苦手
3, お肉が大好き。外食が多い
4, 便秘ぎみ(または時々下痢をする)
5, うんちがかたくて出にくい
6, うんちの色は濃い褐色
7, うんちやおならがすごくくさい
8, 夜おそくまで起きている日が多い
9, 朝なかなか起きられない
10,体を動かすことが苦手
★判定(チェック項目の個数) あなたの腸年齢は・・・・
・0~2個→若い!実年齢より若く理想的、とても良好な腸内環境
・3~5個→実年齢より10歳ほど髙い、腸内環境はまずます
・6~8個→実年齢より20歳ほど高い、腸内環境は危ない状態
・9個以上→実年齢より30歳ほど高い、腸内環境はかなり危ない状態
<参考>
・腸年齢が高い人は「肥満の人やストレスの多い人に見られるようです」
・腸年齢が若い人は「乳酸菌を良く取り、ストレスが少ない人。肌の悩みも少ない!」
・おなかの健康をウンチでチェック
ウンチは、おなかからのお便りです。出てくるウンチで、おなかの中の様子がわかります。まずは1週間、どんなウンチか見てみましょう。
・便秘、カチコロ(水分が少ない) → コロコロ状 ・カチカチ状
・正常、良いウンチ → バナナ状 ・半練状
・下痢、ドロペチャ(水分が多い)→ 泥状 ・水状
便の状況を観察して、毎日の食生活・生活習慣を見直すことが大切です。
・小腸の長さは?『6ⅿ』くらいです。
・大腸の長さは?『1m50㎝』くらいです。
・小腸の働きは食べ物を消化して『栄養分を吸収』する働きと病気から身体を守る働きがあります。
・大腸の働きは『水分』を吸収し『ウンチ』をつくります。
「ちょう(腸)の元気生活のポイントは!」
・早寝 ・早起き ・朝ごはん ⇒そして朝うんちです。
★毎日実践しよう!
おなかに優しい・・5つのS
おなかの調子を整えるポイントをまとめてみました。
・Shokuji 食事
食物繊維を多く含む食品は便の量を増やし、排便リズムを回復させるため、便秘の改善に効果的です。
・Sports スポーツ
ウオーキング等の適度な運動は、腸の働きを活発にするため、便秘の改善・予防が期待できます。
・Shuukan 習慣
朝食後など決まった時間にトイレに行き、排便のリズムをつくることが大切です。
・Suibun 水分
便中の水分が不足すると便が硬くなり、便秘になりやすいです。意識して水分を補給しましょう。
・Shirotakabu シロタ株 毎日「乳酸菌シロタ株」を腸に届けましょう!「乳酸菌シロタ株」は生きたまま腸に到達して、腸内の良い菌を増やし悪い菌を減らして、腸内の環境を改善して、おなかの調子を整えます。
これ等の内容に付いて、東静岡ヤクルト販売株式会社 営業部 販売店課の赤尾知絵さんと赤坂知美さんに、解り易く丁寧に説明して頂きました。有難う御座いました。
おなかに優しい5つのS・・食事・スポーツ・習慣・水分、シロタ株の摂取、これらの実践で快適な日々を過ごしましょう!
取 材:健康・生きがいづくり推進員 安藤智章(東部地域担当)