2021/03/31
アマチュア写真家:坂口明夫氏をお尋ねして(磐田市)
坂口明夫氏(72歳)
銀賞受賞作品:晩秋 森町大洞院にて
今日(2021年(令和3年)3月10日(水曜日))は、静岡県磐田市にお住いで、第24回静岡県すこやか長寿祭美術展において、写真部門で銀賞を受賞された坂口明夫様(72歳)にお会いしました。
Q(戸田)
・この度は、第24回静岡県すこやか長寿祭美術展において写真部門銀賞受賞おめでとうございます。
この写真(タイトル「晩秋」)は、どのような状況で撮影されたのでしようか?
A(坂口様)
・ありがとうございます。
この写真は森町の大洞院へ紅葉を撮影に行った時のものです。
ちょうどそこへ遠足に来られていた、近くのデイサービスの方にお願いして撮らせて頂きました。
Q (戸田)
・11人の表情と仕草がとても自然ですし、写真の半分を占める
背景の森の紅葉も見事で、タイトルにマッチしていますね。
いきいきホット会メンバー
A(坂口様)
ありがとうございます。
あの時は、皆さんに“はぁーいピース”の声をかけて3枚程撮影しました。その中から1枚を選んで応募しました。
Q(戸田)
いつ頃から写真を始められたのですか?
A(坂口様)
私は三重県出身です。磐田市のメーカーで転勤族サラリーマンとして勤め、定年を迎えました。
その後、お手伝いしていた地域活動が一段落付いたのを機会に、64歳くらいから一眼レフカメラを買って写真を始めました。
きっかけは、地域活動の広報用、また会社の先輩が写真を撮っていたこと、それに余暇の活用には身近なカメラが好適だったんでしょうね。
今は、市老連趣味クラブの写真クラブ 『いきいきホット会』として、磐田市写真連盟に入会し、磐田市文化協会にも登録しています。
いきいきホット会は、“写真を手段にいきいきしたシニアライフを過ごす“を目的に、会員13名で、月一回の定例会、展示会開催、撮影とグルメを兼ねたバス旅行など年次イベントを楽しみながら皆で切磋琢磨して写真技術の向上を図っています。
サンセット 磐田市竜洋海洋公園の風車
夕映え 磐田市西貝塚田園地帯の日没
Q(戸田)
お好きな写真とはどのようなものですか?
A(坂口様)
私は必ずカメラを持って出かけます。特に好きだというジャンルはないのですが、風景や街角スナップが多いです。
気に入っている作品として、
・サンセット 磐田市竜洋海洋公園の風車
・夕映え 磐田市西貝塚田園地帯の日没
があります。(共に写真掲載)
気に入った写真はインスタグラムにも投稿し、楽しんでいます。
Q(戸田)
現在、コロナ禍のために巣ごもり状態、あるいは、おうち時間が長くなっている高齢の方がかなりおられます。
そんな方に、もし写真をしてみたいと思った時、どのようなアドバイスをされますか?
A(坂口様)
参考になるかどうかわかりませんが、
・まず、出かける時は常にカメラを携帯することですね。
・スマホ撮影でも構いません。
とにかく、「アレッ、これは」と思った情景に出くわしたら、シャッターを切ることです。
ただ人物の場合は許可を得るようにしましょう。
・そして、仲間や友人や家族など皆に観て貰い、意見や感想を次の撮影に活かしていくことですね。
・展示会や写真コンテスト応募することもいいと思います。
・たくさん撮ると「自分が好きな写真」、「自分の得意とする写真」が分かってきて、撮ることが次第に楽しくなってきます。
・写真サークルに入会し、撮影会や懇親会などで楽しむことが長く続ける秘訣でしようね。
・写真家土門拳の言葉の中に、“写真は写っただけ”という言葉があります。おこがましいですが、私はこの言葉を座右の銘にして、写真に取り組んでいます。
Q(戸田)
・写真を撮るということは、一人でできます。密になることはあまりありませんね。
・写真のほかに気をつけている健康法はありますか?
A(坂口様)
・近くに100坪ほどの畑を借りて、季節の野菜造りを楽しんでいます。
・週3回ほどスポーツジムに通い、筋トレ、水泳、スタジオプログラムなどで体を動かしています。
・車が好きで、たまに愛車のスポーツカーを転がしてストレス発散しています。
Q(戸田)
・来年は、是非県知事賞を狙ってください。
また、いきいきホット会の今後の盛会を祈念いたします。
本日はお忙しいところをありがとうございました。
坂口明夫様はインタビューの後、颯爽と愛車を駆って帰宅されました。
多少日焼けした笑顔が爽やかで、身軽にどんどん行動するとお見受けしました。
来年は、是非すこやか長寿祭美術展で県知事賞を撮って欲しいと思いつつ、私も帰路につきました。
いきいきホット会にご興味のある方は、
坂口明夫様 (☎=0538-37ー7207)
まで連絡をください。
2021年(令和3年)3月末
取材:磐田・周智地区担当 生きがい特派員 戸田 孝