2022/09/15
はつらつ生きがい講座「いつまでも健康に!」~アクティブエイジングのヒント~
令和4年度生きがいサポート事業 ・はつらつ生きがい講座「いつまでも健康に !」~アクテイブエイジングのヒント~と題し、しずおか健康づくりサポーターの森永乳業株式会社中部支社 静岡支店様に協力を頂き、
9月9日(金)沼津市サンウエルぬまづ大会議室において東部地区対象の講座が開催されました。
本日の講座は、第1部 13:30~14:05 「50代からのアクティブエイジング」
第2部 14:15~15:00 「森永乳業栄養士による栄養相談」
ロコモティブシンドロームとは、骨や関節軟骨、椎間板、筋肉、靭帯、腱などの機能が低下し、障害を起こすことで「立つ」、「歩く」などの生活動作に支障が生じる状態をさす症状ですが、ロコモ(ロコモティブシンドローム)対策としては、適度な運動と適切な栄養で、骨と筋肉を強く丈夫に維持していくことが大切です。骨量の変化は、20~30代をピークに減少するため骨を強くする栄養素を毎日しっかりと摂ること、筋肉を強くする食生活の大切さを学びました。
骨を強くするには → 1日に必要なカルシウムは700~800㎎
筋肉を強くする → 適度の運動と、たんぱく質摂取(植物性よりも動物性たんぱく質の方が吸収効率が優れている)
第2部 (14:15~15:00)森永乳業栄養士による栄養相談コーナーでは、密にならないよう小グループごとに分かれ自分の食生活の悩み・相談を打ち明け、栄養士さんにアドバイスを頂きました。
特に高齢者である私たちは昼食時 忙しいと言って「お茶づけご飯」で簡単に済ませる傾向にありますが、タンパク質、カルシウム、ビタミンD、ビタミンK,、ビタミンB6の多く含まれている食材を学び、指導頂きましたのでこれからは意識してロコモ対策につながる食生活に繋げていこうと思っております。
ロコモ度テストコーナーでは、年代相応の移動能力が出来ているかをチェックを受けました。
「ロコモ度テスト」は、3つのテストからなっています。
①立ち上がりテスト(下肢筋力を調べる)
②ステップテスト(歩幅を調べる)
③ロコモ25(身体の状態・生活状況を調べる)
上記 テストの中から本日は、立ち上がりテスト(下肢筋力を調べる)を椅子を使い行いました。
テストでは、椅子に座った姿勢で反動を付けずに片足で立ち上がり3秒間保持できるかを測定します。本日の受講者(70~80代)は、体操教室受講者・登山愛好者・スポーツ同好会で活動している人が多く、ほとんどの人が立ち上がりクリアとなり日頃の運動習慣の成果が表れていました。
田形さん(写真)も、ニュースポーツ「カローリング」愛好者で立ち上がりテストも1発でクリアでした。
骨チェック測定コーナーで、測定結果A ,B, C, D, Eランクの中で、ほとんどの人が測定結果C(平均値)でしたが、運動習慣がある人は、立ち上がりテストでも成績が良く、骨チェック測定でもA, Bランクの方が見えました。
適度な運動、適切な栄養で骨と筋肉を強く丈夫にすることが、いかに大切かをこの講座で学ぶことが出来ました。
健康講座を準備し親切丁寧に指導して下さった森永乳業株式会社中部支社 静岡支店の皆様、本日は大変意義のある講義をして頂き誠にありがとうございました。
取 材:健康・生きがいづくり推進員 渡邊英機(東部地域担当)