2021/07/29
いつまでも元気で、健康な毎日のために(フレイル予防と乳酸菌について)
令和3年度生きがいサポート事業、はつらつ生きがい講座が、令和3年7月27日(火)サンウェル沼津大会議室にて開催されました。
今回の講座内容は、「いつまでも元気で、健康のために‥フレイル予防と乳酸菌について」です。株式会社 明治 中部支社静岡オフィス(しずおか健康づくりサポーター)の御協力を得て開催です。
会場入り口では、しずおか健康長寿財団スタッフによる、検温と手の消毒を済ませ受付を行い入室です(写真上)。
本日の参加者、70歳~90歳までの静岡県東部からお集りの26名の方々です(写真上)。
この、はつらつ生きがい講座は、中高年者の健康増進、新たな生きがい作りのきっかけとなる講座等を静岡県内東部、中部、西部の3箇所で毎月開催されています。参加費は無料です。皆様のご参加をお待ちしています。
株式会社 明治、栄養士の加藤さんによります乳酸菌とフレイル予防についての講義が始まりました(写真上)。
乳酸菌とは‥人にとって最も身近で有効な働きをする細菌のようです。
① 乳酸菌は毎日摂ろう ②「乳酸菌の」効果とは ③ 腸活で目指せ!腸内美人
④ 乳酸菌の数と種類は‥これらの内容についてOHPを活用し、解り易く丁寧に説明して頂きました。
次にフレイル予防についての講義です。
フレイルとは?‥年を取って心と体の動きが弱くなってきた状態を「フレイル」(虚弱)といいます。フレイルは「健康」と「要介護状態」の中間点ですが、適切な介入・支援により健康な状態に戻れる可能性のある状態です。
フレイルには3つの側面があります
① 身体的な衰え
「歩く」「つかむ」だけでなく「食べる」「飲み込む」などの低栄養に繫がる機能低下。
② 精神・心理面の衰え
「何もする気にならない」「何かをするのがおっくう」などの心の状態。
③ 社会的側面の衰え
「友達付き合いが減った」「閉じこもり」「孤食」など、社会とのかかわりを持たなくなる。
フレイル予防・対策に大切な3つの柱
★栄養を取る事
★運動をする事
★社会に参画する事
これらの3つの柱が大切です。3つの柱は相互に影響しあっており、これらが低下することでフレイルになりやすいことが分かってきたそうです。
適度な運動をしましょう!! 講師、加藤さんの合図で‥全員で片足立ちを1分間の実践です(写真上)。
・何もしないと加齢とともに筋肉量は減少‥しかし心がけ(適度な運動)次第で80歳でも筋力や筋肉量は増加します。
また、1日に歩く距離が長い人ほど認知症になりにくいそうです。
ご飯とみそ汁だけ、また即席うどんだけ…これでは栄養不足に!
手軽に栄養をプラスする工夫
・ごはんとみそ汁に⇒ごはんに、オカカやしらすをのせて、みそ汁には豆腐を入れて、またバナナ1本を加えましょう。
・即席うどんに⇒焼き鳥のつくね、市販の青菜のおひたしを加えて、ヨーグルトを1個加えましょう。簡単な一工夫でタンパク質、ビタミン、カルシウム、鉄などをプラスできます(写真上)。
★元気なうちから・・・しっかり栄養をとって・・・フレイルを予防しましょう!
約1時間にわたる「フレイル予防と乳酸菌ついて」テキストとOHPの併用で大変分かりやすく、有意義な講義内容でした。
この生きがい講座に御協力を頂きました、株式会社 明治さんより、参加者全員に、健康ガイドブックとサンプル商品を頂きました(写真上)。
健康な毎日を過ごすために、フレイル予防対策を心がけた生活を送りたいと思います。
取 材:生きがい特派員 安藤 智章(東部地域担当)